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- 皮膚科特別診療(皮膚科専門外来)
このようなお困りはございませんか?
- Case ①
- 痒みやフケや臭いが気になる…
- Case ②
- 皮膚病や外耳炎が治らない、繰り返している
- Case ③
- ずっとステロイドを使用していて心配…
- Case ④
- シャンプーなどスキンケアってどうしたらいいの?
当院の皮膚科専門外来の特徴について
一般的な皮膚科治療を行っても、
大きく改善が見られなかった皮膚病に対する
特別皮膚科診療です。
動物病院に来院される患者さんで一番多い病気は皮膚ってご存知でしたか?
犬の皮膚病は、全体の病気の40%を占めているほど、動物たちは痒みや脱毛で困っていることが多いのです。
また、皮膚病には「治る病気」と「治らない病気」があるのをご存じでしょうか?
「治らない病気」は代表的な病気として、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどが挙げられます。
「うちの子はアレルギーだから治らない」など、諦めていませんか?
飼い主様とその子のライフスタイルに合った治療方法を一緒に探しながら、工夫しながら、上手に皮膚病と付き合う方法もあるのです。
そして、多くの皮膚病は、動物病院で治療するだけではなく、飼い主様ご自身が自宅でケアしていただくことが大切です。
当院では、飼い主様と動物の状態をしっかり把握し、何が動物にとって良い選択なのかを大事にして診療、治療していきます。
どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお問合せください。
犬猫の代表的な皮膚病について
ワンちゃんに多い皮膚病
アトピー性皮膚炎
■どんな病気?
犬のアトピー性皮膚炎は、痒みを伴うアレルギー性の皮膚炎です。室内に棲息するダニや花粉などの環境中のアレルゲン(抗原)に対する過剰な免疫反応によっておこります。
遺伝や皮膚バリア、免疫異常など様々な因子が関与すると考えられています。
日本でのアトピーになりやすい犬種:
柴犬、フレンチブルドッグ、シーズー、ウェストハイランドホワイトテリアなど
アトピー性皮膚炎は、生涯にわたって飼い主様が付き合っていく必要のある皮膚炎ですが、現在は様々な治療法が確立しています。
当院では、飼い主様の生活スタイルやわんちゃんの状態に合わせた治療をご提案いたします。
■どんな症状?
・しつこいかゆみ(掻く、舐める、噛む、擦りつけるなどの行動)
お腹や足の先、お顔などに症状が現れます。
↑写真はイメージです。
膿皮症
■どんな病気?
正常の皮膚の表面にも細菌が存在しますが、皮膚はいくつもの層からなり、これがバリアとなって微生物の侵入を防いでいます。しかし、皮膚のコンディションが崩れるとバリアを破って細菌が侵入し、皮膚炎が引き起こされます。これが膿皮症です。
皮膚のバリアが崩れる背景には、高温多湿な環境、不適切なスキンケア、外傷、栄養状態、ノミ・ダニ・カビの感染症、アレルギー性皮膚炎、ホルモン異常、内臓の異常など様々な問題が隠れていることがあります。
膿皮症の原因菌は主にブドウ球菌という細菌による場合が多く、治療はブドウ球菌に効果のある適切な抗菌薬を選びます。しかし、中には選択した抗菌薬では効果が見られないことがあり、抗菌薬を与えても治らない、ということもあります。
■どんな症状?
脇やお腹、内股、指の間などに、湿疹、赤み、かゆみ、脱毛、フケなどが見られます。
ネコちゃんの皮膚病
皮膚糸状菌症
■どんな病気?
猫の皮膚病は犬よりも少ないですが、皮膚病にかかるとなかなか治りづらい厄介な病気であることが多々あります。
その一つが、皮膚糸状菌症という皮膚病で、原因は真菌(カビ)の一種です。
糸状菌はいくつか種類がありますが、猫の糸状菌症の中でも最も多い、Microsporum.canis (ミクロスポーラム・キャニス)という真菌です。
この真菌は、特に猫への感染が多いですが、犬にも感染することがあります。
また、猫の毛や家の埃に付着した真菌は、数ヶ月?数年生きて猫や人に感染力を持ち続けるので治療が終わっても繰り返し感染してしまいますので、治療と併行して適切な消毒が必要です。
そして、この真菌は人にも感染することがあります。特に免疫力の弱い赤ちゃんや子供に感染しやすく、最初の症状としては円状の皮膚炎として見られます。猫も人も皮膚炎がある場合は、早期に病院へ受診されてください。
■どんな症状?
脱毛・切れやすい毛・赤み・痒み・黄色いかさぶたなど様々です。
抗菌剤など治療していても治らない場合は、この真菌が原因のこともあります。
過敏性皮膚炎
■どんな病気?
猫は犬と異なり、アトピー性皮膚炎を指す疾患名が統一されず、「過敏性皮膚炎」、
「非ノミ非食物関連性過敏性皮膚炎」、「猫アトピー様皮膚炎」などの呼び名があります。
また、犬のアトピー性皮膚炎で特徴的なアレルゲン特異的IgE抗体の産生や遺伝的要因が
証明されていないこともその理由です。
猫のかゆみや炎症がある部分から外部寄生虫(ノミやダニなど)や感染症(細菌やカビ等)、
食物アレルギーなどを除いたものが過敏性皮膚炎である可能性があります。
犬のような特徴的な症状である体の腹側、四肢端、趾間、目・口周囲、外耳炎等は
猫にはありません。症状は様々です。
■どんな症状?
猫自身が痒くて、左右対称に舐めたり、噛んだり、引っ掻いたりします。
皮膚科担当医について
高橋純子
日本獣医生命科学大学卒 生理学教室
2018年 株式会社VDT 第一期研修医終了
2019年 ヨーロッパ獣医皮膚科学会にて学会発表
“Efficacy and safety of 0.0584% Hydrocortisone aceponate spray
To reduce flares flares of canine atopic dermatitis when tapering
Oclacitinib: a randomized,double-blinded,placebo-controlled trial”
所属学会
日本獣医皮膚学会
アジア皮膚学会
当院の治療の流れ
診療の流れ
STEP1
- 1.診察
- 受診までの経過や、全身状態、生活環境、予防歴について、
丁寧にお伺いいたします。
STEP2
- 2.検査
- 皮膚科検査、アレルギー検査、皮膚生検等、必要な検査を行います。全身疾患が関与している場合は、血液検査、分泌検査、超音波検査などを行う場合があります。
料金・ご予約について
- 初診料
- 5,000円(約1時間)
- 再診料
- 2,000円(約30分)
- 曜日
- 日曜日(予約制)